カンボジア旅行情報:カンボジア旅行を100倍楽しむためにカンボジアのとっておきの情報を紹介します。
アンコール・ワットから40キロメートル北西にある「パンテアイ・スレイ」は、10世紀に建立された小さな遺跡です。薄紅色の砂岩で造られた寺院は、小さいながらも訪れる人びとが息を呑むほどのすばらしい魅力を放ちます。
その壁面はヒンズー神話をモチーフにした華麗な装飾で埋め尽くされているのです。その彫刻は、アンコール遺跡のなかでも最高のできといわれるほどです。特に中央祠堂には、「東洋のモナリザ」と呼ばれる、デバダー(女神)や、守門神ドゥヴァラパーラのレリーフが残されています。繊細で優美、かつ壮観な美しさに、アンコール遺跡を訪れた人たちのなかには、最も感動したと述べる人も少なくありません。
町の情報はツーリスト・オフィスで入手するといいでしょう。遺跡群の地図も手に入ります。アンコール遺跡群の入場券も扱っていますので、シエムリアプに到着したらまず先に訪ねるといいでしょう。午後は閉まっていることが多いので要注意です!その他、ホテルやレストランで情報ノートなどが置かれ、旅人同士の情報交換ができるようになっているところもあります。
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アンコール王朝の王都として9世紀に始まった大環濠都城の建設は、その後550年間にわたって建設を続け、アンコール・トム(都城)、12世紀にアンコール・ワット(大石造寺院)が建設されました。15世紀に最盛期を迎えたアンコール王朝でしたが、15世紀半ばにタイ(シャム)のアユタヤ朝の侵略をうけ、衰退の一途をたどります。王都は陥落し、都は各地を点々とすることになりました。そして・・・かつてあれほど栄光をきわめたアンコールは都市としての機能を失い、歴史のなかに捨て置かれることになりました。ジャングルの奥地で長年の眠りに就くことになったのです。
「森の彼方の広大な地域に、円屋根や五つの塔を見つけた巨大な柱廊をそびえていた。(中略)紺碧の空のもと静寂の背景をなす森の深緑の上高く、美しくまた荘重なこの建物の力強い線を見出したとき、私はその巨大な輪郭に一種族全体の墳墓を見出したような感じを受けた」
タ・プロームは、発見当時のままの姿を残す寺院です。12世紀から13世紀にかけてヤバルマン7世が母親を弔うために建立されました。発見当時のままガジュマルの太い根が張っており、ジャングルのなかで自然と共存してきた遺跡の運命を窺うことができます。
アンコール・ワットには、古代インドの影響と土着の文化がその基盤をなしているといわれます。現在は、仏教寺院としての体裁を整えていますが、建立当時は、クメール人(カンボジア人)が信仰していたヒンズー教の寺院だったのです。インドの影響と、ヒンズー教の影響は、その3つの回廊に掘られた壁画彫刻にみることができます。
3つの回廊では、緻密で豪華絢爛なレリーフに圧倒されます。
第1の回廊には、古代インドの長編叙事詩「マハーバーラタ」や「ラーマーヤナ」などに取材された物語が彫られています。
第2回廊には、ヒンズー教神話の天地創造神話、「乳海攪拌図」があります。「乳海攪拌図」は、左半分には阿修羅、右半分には神々がいて、ナーガ(大蛇)の胴体で綱引きをしているものです。足元には、魚やわにがうごめき、頭上にはアプサラ(天女)が踊っています。綱の中心で指揮をとるのは亀の背にのったヴィシュヌ神です。
インド叙事詩やヒンズー教の物語を知ったうえで見ると、実に見ごたえのある壁画彫刻であることがよりいっそう実感できます。